2020年6月21日日曜日

【ADP】オートマティック・データ・プロセッシング ~米国雇用統計発表の試金石的な役割を担う~ 主要グラフ9選



  • ティッカー 【ADP】
  • 決算     6月
  • セクター  サービス
企業概要
オートマティック・データ・プロセッシングはビジネスプロセス・アウトソーシングを展開。

雇用者サービス部門は米国、カナダ、欧州、ブラジル、オーストラリア、アジアで人事、給与処理、税金申告、福利厚生管理の従来型およびウェブベースのアウトソーシングサービスを手掛ける。


共同雇用契約に基づき、給与処理、人事、401k管理などを提供する。
企業業績
 資産の部
負債 純資産の部
キャッシュフロー
FCFPS
配当性向 総発行株式数
ROE ROIC
ROA 財務レバレッジ
インタレスト・カバレッジ・レシオ

まとめ
オートマティック・データ・プロセッシングという企業を初めて聞いたという投資家の方も多いかもしれません。

しかし、実は米国雇用統計(月の第一金曜日)を発表する前の水曜日に「民間の給与明細の管理をする会社が発表する指標」と聞いたことはありませんでしょうか?

そう、それがこのオートマティック・データ・プロセッシングという会社が発表している指標なんです。

民間の給与明細を管理している会社が出す数字は、ほぼ雇用統計に連動するようになっているため米国雇用統計の試金石的な役割があります。

この数字が良ければ、雇用統計もポジティブに期待できると判断できます。

悪ければ、雇用統計に関してはネガティブな印象を持ちます。

この企業に関しては、米国の雇用統計を補完する役割もあると思います。

もちろん、米国の人口が毎年増加していることもあり、働いて給与明細管理する人口も増えているため経済のパイが拡大し続けています。

総発行株式数も減少傾向にあり、自社株買いが行われていることが判ります。

配当も毎年増配しており、長期保有銘柄としても美味しい銘柄です。

この企業においては、毎月経済指標の重要事項と捉えられているため、私が考えている競争上優位な立場にいる企業と言えます。

簡単に言うと、グロース株・バリュー株というカテゴリーで投資をしている人は多いです。

しかし、社会的に必要なインフラ企業としてもオートマティック・データ・プロセッシングは業績を毎年伸ばしており、増配も継続してくれている。

日本において、昔は電力株が資産株でした。
米国においては、この銘柄は資産株と言えるのではないでしょうか?

ぜひ、参考にしてみてください!!