2019年12月10日火曜日

【CWB】SPDRブルームバーグ・バークレイズ・コンバーチブル債券 ~転換社債特化型ETF レアなETF~


  • ティッカー  【CWB】
  • 上場市場   NYSE Arca
  • 経費率     0.40%
  • 設定日    2009年4月14日

ファンド(ETF)概要
SPDRブルームバーグ・バークレイズ・コンバーチブル債券ETFは、米国の転換証券市場に連動する指数、ブルームバーグ・バークレイズ米国コンバーチブル・リキッド・ボンド指数の価格と利回りに、経費控除前で、おおむね連動する投資成果を上げることを目標とします。

原則として、発行残高が 500 百万ドルを超える米国の転換証券市場に連動する指数の価額およびイールド・パフォーマンスに一致した投資結果を提供することを追求している。


CB(Convertible Bond:転換社債)とは

ここで、初めてCBを聞いた投資家も多いと思いますので改めて説明をしていきます。

株式と債券の二つの特徴をあわせ持ち、所有者が株式に転換すると株価の上昇による利益を得ることが期待できる。

一方、社債のまま保有し続けると、利付債として定期的に利子を受け取ることができるほか、償還日には額面金額が払い戻される。 

CBは、社債に新株予約権が付された形態で発行されます。
「新株予約権」とは、株式を一定の条件で取得するための権利のことで、新株予約権を行使すると、発行時に決められた値段(転換価額)で社債を株式に転換することが可能です。

新株予約権の行使によって発行される株式数や、新株予約権を行使できる期間(転換請求期間)などの条件は、あらかじめ決められている。

日本では、CB投資は以前流行っていました。

株価が上昇すれば、CBの価格も上昇してリターンを得ることが出来たためです。一方、株価が下落すると満期まで保有すれば、債券の側面が働き額面で償還されます。

投資家にとっては、株価が上昇すればリターンも狙えて、下落すると直接株を保有するよりもダメージを抑えることが出来る。

このような、株式と債券の両方の性質を活かした投資がCB投資です。


構成銘柄(2019年12月5日時点)

銘柄名 クーポン ウエイト
WELLS FARGO & COMPANY 7.5 3.450443
BANK OF AMERICA CORP 7.25 2.718358
BROADCOM INC 8 2.619873
MICROCHIP TECHNOLOGY INC 1.625 2.048837
BECTON DICKINSON AND CO 6.125 1.923724
DISH NETWORK CORP 3.375 1.687654
MICROCHIP TECHNOLOGY INC 1.625 1.652293
ADVANCED MICRO DEVICES 2.125 1.421035
TESLA INC 2 1.345315
SEMPRA ENERGY 6 1.249885
CROWN CASTLE INTL CORP 6.875 1.205367
CAESARS ENTERTAIN CORP 5 1.203741
DANAHER CORP 0 1.1466
SOUTHERN CO 6.75 1.112825
PALO ALTO NETWORKS 0.75 1.07618
DOMINION ENERGY INC 7.25 1.025456
ATLASSIAN INC 0.625 0.976742
SERVICENOW INC 0 0.974622
NEXTERA ENERGY INC 4.872 0.935021
まとめ
転換社債を使った投資に関しては、あまり知られていないのではないでしょうか?

あまり人には知られてはいませんが、
転換社債は投資家にとって有利に働く商品だと感じます。

一応、配当金は毎月出ます。配当金は適正な範囲内で出ます。

日本の投信みたいに、元本割れをしてまで分配金は出しません。

個人投資家にとって、様々なETFという存在を知っているだけで
資産形成のパフォーマンスも異なってくると思われます。

ぜひ、参考にしてみてください。